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年式 |
1975年 |
ハンドル |
左 |
トランスミッション |
5MT |
走行距離 |
60000km |
排気量 |
2410cc |
エンジン形式 |
135CS |
最高出力 |
190ps/7000rpm |
最大トルク |
23kgm/4000rpm |
車輌寸法 |
長さ:385cm 幅:175cm 高さ:115cm |
駆動方式 |
MR |
装着オプション |
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コメント |
当時のラリー車は量産車両を競技用に改造した物が一般的だったため、グループ4も量産車の競技用特別仕様を想定したものである「連続する12ヶ月に5.000台を生産した量産GTカー」をグループ3として公認し、それをベースに改造した車両をグループ4とする規定であった。しかしランチアのチェーザレフィオリオは、グループ4のホモロゲーション取得のため必須生産台数が「連続12ヶ月間に400台」と少ないことを利用し、パワートレーンだけをグループ3車から流用した競技専用車に近い車両を製作してラリーに持ち込むという手法を編み出した。1974年から製造開始とされる市場に出たストラダーレ仕様は、後期のラリー仕様と同様の両側に張り出すフェンダーが純正オプション化され、プロトタイプでは前後ダブルウィッシュボーンであったサスペンションがリアをロアアームにラジアスアームを追加したマクファーソンストラット改められていた。元々ラリー車と開発された設計思想からサスペンションは調整可能な構造であり、最低地上高は130から165mmの間で自由に調整できた。スプリングとダンパーはオプションとして数種類が用意され、使用状況に合わせて選択することができたほかスポーツオプションとして固定式のスタビライザーも用意された。エンジンはフェラーリディーノ246GT/GTSやフィアットディーノに使われたものと基本的に同じ。元々フェラーリの2418ccのV6エンジンはディーノ206GT用のユニット自体、F2用に開発されたものでありストラトスで採用されたのはこれをボアアップした後の246GT用のユニットであり両者とも高回転よりの特性を持つ。そこでストラトスではラリー用に中低速重視へセッティングが見直され最高出力は5PS低くなり発生回転数は200rpm低くなった。さらにシリンダーブロック コンロッド ピストンはディーノと同じだがカムシャフト クランクシャフト ヘッドなどは専用パーツに変更リアミッドシップに横置き後輪を駆動する。ギア比が極端なクロスレシオに設定されていることもあり最高速はディーノ246GT/GTSと比べて遅い230km/hとなっている。また 競技仕様であるワークスファクトリーカー最終仕様の出力についてはそれぞれの競技の項参照。
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